- De hygger sig! 2008.1.27 桃源郷って?
- 2008/May/09 ( Fri ) 22:09
- 今回の買付けは無事、終了したところで。
「masumi、クリスチャニアに行った事ないでしょ?」
と、カーンとロバート。
前回、アナスがクリスチャニアを見せたいと言って
行きかけたけど、ちょっとした事情があって、行きそびれた。
もちろんいつも観光の余裕はないし、クリスチャニアは、
現地に住むデンマーク人と一緒じゃないと・・・
おいそれと観光気分でカメラぶら下げて行く所ではないのだ。
今回のカーンとロバートの申し出は、
「クリスチャニアをよく理解する二人の案内なら心強い!」
ありがたい観光なのです。

私のクリスチャニア予備知識は、
コペンハーゲンの一角に
1970年代から「ラブ&ピース」なピッピーたちが住みついて
自治を行っている地域。そして、前に箱がついた独特の
自転車を造って・・・くらいの乏しいものでした。
でも、なんとなく危険なニオイもしていて・・・。



ドキドキわくわくしながらも、マナーをふまえて
クリスチャニアの地に踏み込まねば!
コペンハーゲンの街中にありながら、廃墟になった兵舎跡地は
水辺にあって、うっそうとした森やディンギーの浮かぶ入り江。
両サイドにコペンハーゲンの街を見渡せる眺めのよい橋。
鳥の鳴き声・・・春を待ちきれずに小さな蕾をつける可憐な花。
そんなのんびりした小道を抜けると、ツリーハウスや、
環境にも優しい彼らが、ハンドメイドで思い思いに
造った家が建ち並ぶ。
ラブリ〜なペインティングの外壁、ポストとかほんとに
日本人の色彩感覚と違っていて、かわいらしい。





右、左とキョロキョロ見て歩くうち、プッシャーストリートという
メインストリートが近づいてきました。
「masumi、ここからは写真とっちゃだめよ。
彼らはカメラをぶら下げてる観光客は嫌いだからね。」
と、カーンとロバートに言われる前にカメラはバッグの中に
しまっておいたんだけど。
そのプッシャーストリートでは、ドラッグのスタンドが
何ヵ所かあって、ドラム缶の中でゴウゴウと燃える火で暖をとる
売人と、それ目当ての人たちが各スタンドにむらがっている。
目の前の事実は、私自身が映画の中に入り込んでいるような別世界。
興味本位に直視することもできず、伏せ目がちに
カーンとロバートについて歩く。
プッシャーストリートにあるクリスチャニアのシンボル的カフェ
「ムーンフィッシャーコーヒーショップ」でお茶をすることに。


キョロキョロせずにコーヒーを飲み、普段甘いものを好んだりしないのに
球状のチョコレートのケーキなんぞ食べて、気持ち子どものフリを
してみた。

「ハシシは外で!」なんて張紙もしてある。
カーンとロバートの話によると、クリスチャニアはコペンハーゲン
の中でもウオーターフロントの一等地。国はこの地域を回収して
都市開発を計画し、高級住宅地として売り出したいのだそうだ。
元は国のもの、占拠した彼らとのにらめっこの様な状態は続いている。
もちろん、クリスチャニアは麻薬の無法地帯ではない。
ハードドラッグは持ち込まない、持ち込ませないなど
彼らのルールがちゃんとある。
(うまく書けないけど)
そして、彼らが住んでいる方が豊かな自然はこのまま残される。
ラブ&ピース、そして自由。桃源郷のような場所が
存在するとしたら、ここクリスチャニアかもしれない。
70年代、かつてリアルタイムでヒッピーだったカーンとロバート。
詳細な英語はわからないんだけど、彼らが私にここを
見せたかった気持ちは通じた。
コペンハーゲン市民もクリスチャニアを支持しているようだ。
今、建築バブルに沸き、トレンディな店が建ち並ぶコペンハーゲン。
そんな中、クリスチャニアは「モノの豊かさは、
人の心も豊かにしている?人間の本質はなに?」と静かに
メッセージしているのではないだろうか。
masumi
※クリスチャニアに行かれる方は、現地の方に案内してもらうか
十分に情報収集をしてから、行かれる事をおすすめします。 - | 今日好きだと思ったこと |▲|